生理痛のつらさを和らげるために痛み・症状・食べ物・ツボを知る

市販薬と漢方薬

生理痛が突然、襲ってきたら、取り敢えずは市販の鎮痛剤を飲んで様子を見る人も多いでしょう。そして、1回飲んで治ればいいけど、治らなければ、何回か飲みます。そんな時、あまり飲んではいけないんだろうなと思いながら、飲んでおられるのではないでしょうか?

 

そこで、チラッと漢方薬などを考えてみられたらいいと思います。めったに生理痛などなくて、たまに痛くなっても一度、鎮痛剤を飲めば、治るなんていう人には必要ないのですが、生理痛に苦しめられている人にとっては、漢方薬はありがたい存在です。

 

漢方薬の副作用は無いとは言えません。中には強い漢方薬もあり、副作用もあります。又、「性」が合わなかったら、症状は改善されないし、選択が結構、難しいです。それでも市販の鎮痛薬よりは副作用は少ないと言えるでしょう。

 

漢方薬のいいところは風邪、とか鼻炎、胃炎とか病名ではなく、何となく、体がだるくて、お腹が張って、足にむくみが……というような症状から薬の選択を考えることができるところです。漢方薬以外の薬でこんなに細かな症状に対応できるものはあまりありません。

 

生理痛が始まる前触れでもわかり、そんな時に飲む薬は?と言う場合は漢方薬がいいですね。その前触れなどのような不定な症状に合わせた漢方薬を薬剤師、専門のスタッフに選んでもらいましょう。

 

生理痛に効く漢方薬

 

漢方薬は大変、種類が多く、選択は医師、薬剤師等にゆだねた方が無難なのですが、選んでもらう方に少しでも知識があれば、薬の選択も早く決まると考えられます。ここでは、生理痛に効く基礎的な漢方薬の大まかな説明をします。

 

生理痛は大きく分けて2つのタイプがあります。1つは「気」の乱れタイプで、イライラ、だるい、むくむなどが症状の場合です。もう1つは「血」の乱れタイプです。これは、例えば、経血中にレバー状の塊が出る、手足が冷たいなどです。

 

そうやって、大きくタイプに分け、後は付随してくる症状、冷え症、貧血、めまい、胃弱などを考慮して漢方薬を選びます。

 

次は漢方薬を具体的に挙げてみましょう。「気」の乱れに対して代表的なものは「加味逍遥散」、「血」の乱れで代表的なものは「桂枝茯苓丸」です。最近は医師でも漢方薬を処方する医師が増えました。

 

漢方薬は健康食品でもサプリでもありません。立派な医薬品です。医師や専門のスタッフと相談し、自分に合った漢方薬を見つけましょう。

 

 

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