お正月飾りの処分の仕方やお作法知ってますか?処分の時期はいつ?

お正月飾りの処分

お正月飾りの処分の方法について調べてみました。

正月の間は大活躍してくれる飾りですが、時期を超えると季節感がありすぎて年中飾っておくというのはちょっとできないものですよね。

そこで処分をするのですが、縁起物の処分ってなかなか難しい…

無下にあつかったらバチが当たってしまいそうですし、せっかくならきちんとした処分の方法を学んでみましょう。

お正月飾りの処分のはいつですか?処分の時期

これは意外と多くの人が悩まれているところです。基本的には「松の内」の間は飾っておくというのが一般的です、

古くは松の内というのは元日~15日までの事を行っていましたが現在では元日~7日までを松の内としているところが多いようです。

つまり、お正月飾りの処分の時期は6日の夜、または7日に行うのが通例になってきているようですね。

これは地域によって違いがあるので、土地の習慣に沿って片づけをされる方がよいと思います。

関東地方…7日までが一般的
関西地方…15日までのところが多い

ではなぜ松の内の期間が短くなったのでしょうか?

松の内が短くなった由来

これには諸説あるようですが、代表的な由来は火災による影響が大きいとされています。

『寛永の大火の後「乾燥した正月飾りを長く置くと火災の原因になる」として幕府が期間の短縮を命じた事による。』というのが有力な説のようです。

お正月飾りの処分の仕方

地域によって処分の仕方に困ることが多い処分の仕方ですがいくつかありますので参考にしてみてください。

近くの神社でどんど焼きが行われている場合
お近くの鎮守様(地域の神社)でどんど焼き(左義長)が行われている場合はそこ取り外したお正月飾りを持参してお焚きあげしてもらう。
神社では通例どおりの場合はだいたい15日に行われているものですが、最近では日取りが変わっている神社もあるため地域の神社に問い合わせてみることをお勧めします。

7日にはずして15日までは自宅で保管しておくことになります。

なぜどんど焼きでお焚きあげするの?
お正月飾りとは歳神様をお迎えする目印としての役目や意味があるため、その飾りの扱いは粗末にすることはいけないと考えられています。

そのため神社仏閣などの清浄なる火でお焚きあげをして、その煙と一緒に天にお帰りになると考えられているようです。
保管しておく間もごみ袋などではなくきちんとした紙などに包んで保管しておくとよいと思います。

処分してくれる場所が近くにない場合
都会では神社仏閣などでも火を使うことが制限されている地域があります。
そんな場合はそのままゴミとして捨てるのではなくてきちんとお清めをしてから他のごみと違った袋に入れて処分するとよいでしょう。

大きめの紙を準備をしてお清めの塩をふりますこの時は『左・右・中央』とお清めの塩を振りそのままその紙で包みます。
それを燃えるごみの袋に一般のごみと分けて処分しましょう。

お正月飾りの処分方法を詳しく見る

まとめ

・お正月飾りは松の内の期間は飾っておく(最近では7日まで)

・取り外した飾りの処分は近所の神社でどんど焼きをしている所に持っていく

・都会などではごみで出すその時はお清めの塩を『左・右・中央』と振り一般のごみとは分けて燃えるごみとして出す