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〜頭痛の原因になる成分や頭痛にならないための予防策〜

二日酔いによる頭痛はたまらないですね。寝ていられるならまだしも、仕事があったりすると「いっそ休んでた方がマシ」というくらい集中もできません。
 有効な改善方法は、頭痛が引き起こされた「原因」によって異なりますので、頭痛の原因に合った的確な方法をとりましょう。
 
 □脱水症状・低血糖による頭痛□
 頭痛はもちろん、脱水症状や低血糖は様々な二日酔いの症状を引き起こします。
 有効な水分補給・糖分補給を行いましょう。
 《水分補給》
 ・スポーツドリンク
 人体に素早く吸収しやすい浸透圧なのでオススメです。アルコールの利尿作用によって失われたナトリウムやカリウムを素早く補給されるので脱水症状の改善に有効です。ポカリ、アクエリ、DAKARAなどがメジャーどころ。
 
 ・オレンジジュースなどのフレッシュジュース
 果糖は吸収が早いので低血糖を早く改善してくれます(ちなみに酸性のりんごは避けた方が良いと言われています)。 手作りが出来る場合、カリウムを含む「バナナ」や二日酔いの特効薬とも言われる「柿」がオススメです。
 
 ・はちみつレモンジュース
 はちみつで低血糖が解消され、レモンのクエン酸で老廃物を排出するので、二日酔いの頭痛にも有効です。
 
 
 □アデノシンによる頭痛□
 日本酒などに多く含まれる成分です。アルコール同様、血管を拡張させるので高揚感が得られますが、長く続くと血管が炎症を起こし「ズキズキする頭痛」の原因となります。拡張した血管を収縮させる改善方法が有効です。
 ・コーヒー
 血管の膨張をカフェインの血管収縮の作用で沈めるので、ズキズキする頭痛に有効です。ドリンク剤などと違って即効性は少ないので、頭痛になってしまってからよりも飲んだ後や寝る前の方が効果的です。
 
 ・牛乳
 牛乳もコーヒーのカフェインと同様、血管を収縮させる作用があるセントロニンが含まれているのでズキズキ頭痛対策に○です。これも即効性には欠けるので、飲んだ後や寝る前に取るのが効果的です。
 何か食べれる状態であれば、玄米シリアルに牛乳をかけたものを寝る前や朝食に摂るのがオススメです。牛乳のセントロニンと、玄米シリアルの栄養分B15(肝機能に良い!)が二日酔いの頭痛にも○です。
  
  □アセトアルデヒドによる頭痛□
「アセトアルデヒド」はアルコールが体内で分解される過程で生成される物質で、アルコールそのものより10倍以上毒性が強く、悪酔いの元凶とも言われています。おまけに日本人にはこれを分解する酵素が活発でない人が大多数です。積極的に分解を促す必要があります。
 
 ・しじみの味噌汁
 しじみはアセトアルデヒドの分解に有効でなおかつ肝機能を向上させる「アラニン」や「オルニチン」「グルタミン」を多く含んでいます。頭痛だけでなく、あらゆる二日酔いの症状に効く成分が含まれている事で有名ですね。

 ・タコ、イカ、アサリ、ホタテ
 「タウリン」も上記の成分同様、アセトアルデヒドの分解に有効です。貝類に多く含まれますが、イワシやカニなどにも含まれています。

 ・ごま  カシューナッツ はまち ブリ
 「オルニチン」もアセトアルデヒドの分解を促進します。しじみにも豊富に含まれています。肝臓の働きをサポートするので二日酔いの頭痛にも優れた成分です。

 ・豚肉、 卵
 肝臓の毒素や老廃物を排除する成分「メチオニン」を含みます。メチオニンはアセトアルデヒドの抑制効果があると言われている「Lシステイン」の元となります。ちなみに二日酔いに効くことで有名なお薬の「ハイチオールC」には、このLシステインが配合されていて、二日酔いの頭痛にもとても良く効きます。

  □メタノールによる頭痛□
 ワイン・ブランデー・テキーラなどに特に多く含まれる成分で、肝臓で分解されるまでに長時間を要するので二日酔いの頭痛の原因になりやすいと言えます。避けるのが無難ですが、飲むにしても量を調節し、一緒に取る食べ物や飲物を工夫する必要があります。
 ・二日酔いの水分・糖分補給として有効なフルーツジュースも、メタノール系のお酒を飲む時には避けてスポーツドリンクで水分補給するようにしましょう。フルーツにも微量ですがメタノールが含まれていますので、ダブルで摂取してしまうことになるからです。 
 ・ダイエット飲料の甘味料である「アステルパーム」も同様、体内でメタノールに変換されるので、メタノール系のお酒を飲んだ際には避けましょう。

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