2014年の五山の送り火はいつ?
8月16日(土曜日)

夜空に浮かび上がる五山の送り火は、夏の終わりを告げる京都の伝続行事。「お精霊さん」と呼ばれる死者の霊を送る、孟蘭盆会の送り火と同じ意味があります。なぜ「大」などの文字かについては諸説あり、弘法大師が書いた文字や、足利義政が早世した子を思い描いた人形ともいわれています。

5つの送り火を紹介

大文字
最初に点火される東山如意ヶ嶽の「大文字」。平安初期、室町中期、江戸初期など起源には諸説あります。

妙法
松ヶ崎西山(万灯籠山)の「妙」、東山(大黒天山)の「法」。「妙Jは日蓮上人の孫弟子日像上人、「法」は日良上人が書いたといういい伝えも。

船形
西賀茂船山の「船形万灯籠」。麓西方寺のPFl祖、慈覚大師円仁が、念仏の功徳で海難事故を逃れたことから船形に。

左大文字
大北山、大文字山とも呼ばれ、麓には金閣寺があります。一斉点火の「大文字」に対し、筆順に沿って点火されます。

鳥居形
嵯峨の曼茶羅山の「鳥居形松明」。ほかの山と異なり、松明をつきたてる独特の方法で点火されます。