体を動かしたときに、いきなり腰に激痛が走るぎっくり腰、なってからしばらくは、腰を冷やして安静にしているしかありません。
腰の筋肉に炎症が起きているので、火に油をそそがないよう、炎症を治すことに努めるのが1番です。
膝を軽く曲げて、横になる姿勢が1番楽です。
とはいえ、ぎっくり腰の痛みは出来るだけ和らげたいですね。
ぎっくり腰の後でも、どうしても体を起こしていなければいけないこともあります。
そんな時はコルセットやテーピングで腰の筋肉をサポートしましょう。
そして自分で出来る、ぎっくり腰の痛み緩和方法の1つに「ツボ押し」があります。
安静時に出来る方法は、手のツボを押すことです。
手には、まず手の甲の人差指と中指の間、薬指と小指の間に腰腿点というツボがあります。
親指の付け根の延長線辺り、ややへこんだ感じがする場所が、腰腿点です。
1回1分程度、あまり強くしすぎない程度に、親指で押してみましょう。
数回に分けて繰り返します。
ぎっくり腰だけではなく、慢性腰痛にも効きます。
もう1つは、小指の付け根、手のひらに感情線という手相の線があります。
感情線とは、小指の下から手の中央に向かっている濃い線です。
この線の付け根の真横、手のひらと甲の間に「こうけい」というツボがあります。
こちらは10秒強く押してみてください。5秒休み、何度か繰り返します。
また家族などに頼める場合は、足のツボ押しもぎっくり腰には、かなり効果的です。
膝の真後ろにある委中というツボは、ぎっくり腰だけではなく、他の腰痛、ひざ痛にも効きます。
ゆっくり10秒押し、5秒休み、これを以下数回繰り返します。
またふくらはぎの中央、やや下部分にも承山というツボがあります。
このツボは、ぎっくり腰などの腰痛はもちろん、便秘など下半身の不調に効果があります。
やはり10秒押して、5秒休みを繰り返します。
いずれの場合も、ゆっくり親指で押し込むようにするのがポイントです。
(腰腿点だけは、軽めにしてください)
また足の裏の真ん中上あたりにある湧泉というツボや、ほぼ中央にある内臓の血行促進に効果のあるツボなども、ぎっくり腰対策にはお勧めです。
腰の痛みが増すようでしたら、やめてください。