五月五日は菖蒲湯が楽しみな日。お店では葉だけが売られていることがありますが、血行をよくしたり保温効果があったりするのは茎の部分なので、できれば茎つきのものを選びましょう。

菖蒲のいい香りに包まれて温まると気持ちもほかほかに。軒下や家の門などにつるしておくと厄除けになるといわれていますが、わが家ではもっぱら菖蒲湯と決まっていて、緑色の菖蒲をお風呂に入れて季節をたっぷりと味わいます。間違えてしまいそうなのが紫色の花菖蒲。名前は似ていますが、菖蒲はサトイモ科、花菖蒲はアヤメ科でまったくの別のものです。

もう一つの楽しみは柏餅とちまき。柏の葉は、次の新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、子孫が絶えないようにという願いが込められているようです。柏餅を蒸していると柏の葉のいい香りが漂ってきて、食べるのが待ち遠しくなります。

またちまきは、餅米粉やうるち米粉などで作った餅で、笹の葉などに包んで蒸していただきます。

物足りない人は中華ちまきがおすすめ。竹の皮に餅米や具をつめて、中にギンナンや干しエビ、タケノコ、干しシイタケなどの具をたっぷりと入れて蒸します。

菖蒲湯の作り方・入り方

①菖蒲をひと束用意する。
この時期になると八百屋さんやスーパーなどでも菖蒲を販売しているので、そちらで購入しましょう。

菖蒲湯(菖蒲)

②菖蒲を細かくカットしてからも木綿の袋に入れる

③そのままお風呂にいれて菖蒲風呂が完成

簡単に菖蒲湯を楽しむ方法
蛇口に菖蒲の束をしばりお湯を出してお風呂のお湯をためる!

これが一番簡単に菖蒲湯の作り方ですね。

これ以外にも菖蒲の束をお湯に浮かべるという方法も簡単です。

一番楽しみたい方法で試してみてくださいね。

菖蒲湯の由来や関係していること

菖蒲湯
江戸時代より、「勝負」にちなんで男の子の節旬に菖蒲湯に入ることになったそう

花菖蒲
葉が菖蒲に似ているためにこう呼ばれる

柏餅
ちまきが中国を山来としているのに対し、柏餅は日本独自のもの