今更人には聞けない?認め印と実印の見分け方!

なかなか人には聞けないものの中には、特に認め印と実印の違いがわからないということがありますよね。見分け方ってどうやればいいんだろう、そもそも印鑑の種類とか大切なものの順番って似たり寄ったりでわからないもの。
今回はそんな印鑑について注目。これを機に印鑑について知り、上手く使い分けてみましょう!

そもそも印鑑とは?

印鑑は大切というイメージを持つ人は多いと思いますが、そもそも印鑑って何なの?と根本的なことについて疑問に思う人も多いかもしれませんね。大切ということはわかっていても、いまいち使いどころがわからないという人も多い反面で、恥ずかしくて周りに今更聞けない…と悩んでいる人も多い様子。
似たようなものには判子であったり、印章であったりと複雑ですよね。

印鑑とは

判子と印鑑の違いは、ほとんど無いために判子=印鑑というのが今では一般的なようですね。違いをつけるのならば、判子は【個人または当事者であることを証明するもの】であり印鑑は【捺印をした時に残る文字】。今では同じ意味だと思っている人も少なくないので同じだと思って構わないかもしれません。

印鑑の種類

印鑑にはたくさんの種類があり、時と場に応じて使い分けることが大切となっていきます。
中にはかなり重要なものがあったりするので、使い分けることや管理の仕方なども考える必要があります。

実印】

最も重要と言われる印鑑です。実印は住民登録をしている市町村などに印鑑登録を申請し、受理されたものを指します。実印を使う主な機会としては、不動産購入時や分譲住宅などを購入した場合など。移転登記や登記移転の手続きの際に必要なることが多いので、ここぞという時に使われる印鑑です。

実印と見分けがつかないという声が多いのが認め印。認め印の場合は実印とは違い、印鑑登録をしていない印鑑のことを指します。実印が必要な時以外の、書類作成、一般事務などに使える一般的な印鑑だと思ってもいいでしょう。

【訂正印】

訂正印とはその名の通りに訂正をしたという証拠に押す印鑑です。主に帳簿や伝票などを訂正する時に使うものであり、訂正箇所に二重線を引き、その上に訂正印を押します。そして訂正した上、または横に訂正後の正しい文字を入れて訂正は完了。
帳簿や伝票などは後から書き換えられたら大きな問題になるので、訂正印を用いて訂正する必要があります。

【銀行印】

銀行員は金融機関を利用する際に使うとても重要な印鑑です。預貯金口座や金銭出納時に必要な印鑑であり、銀行を利用する際には必ず使う必需品です。決してなくしてはならないものであり、なくした場合には再び手続きをする必要があります。

これらの他にも自分の作品である「絵、書物・絵画・手紙」などに自分が作ったものだと証明する【落款印】というものがあったり、【蔵書印】という所有者、所蔵者が所有・所蔵を宣言するために使う印鑑もあります。

印鑑の大きさの種類

印鑑にも大きさが様々あり、それによって使い分けることも必要になっていきます。
好みによって作られる場合もありますが、だいたいの目安を持つことによってその印鑑に応じた使い方を出来るので是非覚えておくといいでしょう。

実印の場合

実印の場合は大きいものがいい、とされています。特に太く重く、ずっしりとしたもののほうが良いとされているため、大きさを目安に作ってみるのがいいでしょう。

だいたい男性の場合は18.0㎜、女性の場合は15.0㎜がいいとされています。
ただし名前の文字数やフルネームによって、適切な大きさも変わってくるために、自分の名前と照らしあわせて大きさを決めてみるといいでしょう。

認め印の場合

認め印の場合は男女共にだいたい10.㎜という平均的な大きさを選ぶ人が多いようですね。
ただしビジネスシーンでは特に使う印鑑であるために、あまり大きすぎるものを選んでしまうと、上司よりも大きいと判断されあまりいい顔をされない…ということもあるようです。
なので選ぶ際には平均的なサイズを選ぶのがいいでしょう。

訂正印

他の印鑑とは違い、訂正印は細長く小さいのが特徴です。だいたい丸型・小判型の6㎜程度の大きさ。
帳簿などは細かく書かれていることが多いため、あまりにも大きい訂正印だと訂正箇所以外にも印鑑が被ってしまう可能性もあるために、なるべくコンパクトで小さめのサイズを選ぶのが◎。

銀行印の場合

銀行印の場合はコンパクトで、より手に馴染むものを選ぶのがいいと言われています。

大きさにして、男性は13.5㎜、女性は12.0㎜を目安に選ぶ人が多いようですね。
銀行印は1つの印鑑で複数の口座を開設することも可能ですが、紛失したときのリスクを考え、口座事に印鑑を作っておくのがオススメ。
今ではカラーバリエーションも豊富なようなので、様々な色の銀行印を作ってみるのも面白いかもしれません。

大事なものの順番

印鑑は全て大切なものであり、何かを証明、自分のものであることを証明する大事なものです。しかしそんな印鑑の中でも大事なものの順番はあるために、保管方法なども順番を考慮して考えてみると紛失のリスクなどを最小限に抑えることができるでしょう。

最も重要な印鑑は【実印】、その次に【銀行印】、【認め印】、【訂正印】となっていきます。
他にも用途に合わせて印鑑は存在し、会社用にも【会社の実印】や【会社の銀行印】なども存在しますが、基本的に個人の中で大切な順番だと思っていいでしょう。

印鑑=大切なものというイメージはあるものの、いまいちその意味や使いどころがわからなかったという人は、今一度印鑑の大切さや重要度を考えてみて使い分けてみたり、保管方法を考え直してみましょう。