妊娠すると、眠気や疲労、胸の張りや便秘といったあらゆる妊娠初期症状が起こりますが、これらの症状は基本的には生理予定日を過ぎてから自覚症状として現れます。ですが、実は生理予定日前から体の変化は起こっているんです。今回は、そういった妊娠の兆候についてお話したいとおもいます。
どういった体の変化が起こるのかというと、まず基礎体温が微妙に変化します。排卵日に最低温度になり、じょじょに高温期へと移行し基礎体温が上がっていきます。基本的には高温期というのは長くても2週間程度なので、それ以上続いたら妊娠している可能性が高いということになります。

では、その基礎体温の調べ方についてです。基礎体温は非常に細かい温度なので、朝目覚めた時に安静にした状態で測る必要があります。目覚めてすぐはまだ体の内部が休んでいる状態なので、正確な基礎体温を測定することができます。また、基礎体温は口で測るのが基本です。体温計を舌の下に入れてそっと咥えて安静にしましょう。
この基礎体温の変化については個人差があります。37度超まで体温が上がったり、微熱程度の安定した高温期がしばらく続いたり、一気に38度台まで上がったりとさまざまです。ふだんの体温より少しでも高い体温で、10日間以上続いた場合は妊娠の兆候にあるかもしれません。

もうひとつ、生理予定日より前にあらわれやすい症状が、眠気です。眠気に関しては、生理予定日の一週間ほど前から自覚症状としてあらわれるケースがあります。通常は12時くらいに寝ていたのが、いきなり9時頃から眠気に襲われるといった具合に、睡眠が極端に早くなったり、日常生活でも支障がきたすほど眠くなってしまうということもあります。これらの症状が出た場合は、妊娠の兆候による症状である可能性があると言えます。