酢で生ゴミの臭いを消す方法

生ゴミの臭いって強烈で、少し部屋に置いておくだけでも嫌になる悪臭ですよね。しかしすぐに処分するわけにも行かずに、毎回生ゴミが出る度に困っている…と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?特に夏場などは生ゴミの臭いは強烈。すぐにでも消し去りたいですよね。
そんな生ゴミの臭いにお困りのあなた!実は酢で生ゴミの臭いを消すことが出来るってご存知でしたか?

酢で生ゴミの臭いを消す方法

どの家庭にも酢はありますよね。そんな酢があるだけで、生ゴミの嫌な悪臭を消すことができるのならばすぐにでも実践したいもの。意外と酢は調味料としてではなく、今回紹介する生ゴミの臭いを消す方法以外にも、掃除の時に役立ったりしてまさにヒーロー的存在。もし料理をあまりしない、という人も生ゴミの臭いを取り除くために一本用意しておけば、色々なことに役立てるのでオススメです。

【酢】
【水】
【キッチンペーパー】

方法

【1】まず、酢を水で薄めた液体を作ります。
だいたい目安としては酢の2倍くらいの分量の水で薄めるのがベスト。

ゴミ袋やゴミ箱の大きさにもよりますが、大さじ3杯でキッチンペーパー2枚分が濡れるほどの量になるので、お好みで調節していきましょう。

【2】キッチンペーパーは濡らす前に、ゴミ袋の底に敷きます。全体的に底がキッチンペーパーで覆われるように広げると、消臭力も高まるので意識するのがポイント。

【3】広げたキッチンペーパーの上に、先ほど作った水で薄めた酢を満面なくかけていき、キッチンペーパー全体を濡らしていきます。

やり方はたったこれだけ。そんなに時間も手間もかからなければ、消費する酢と水、キッチンペーパーの量も本当にごくわずかなので経済的にも嬉しいですよね。
生ゴミの臭いは年中臭いものですが、特に夏場は生ゴミの臭いが充満しやすく、害虫が発生する原因にもなるために是非ともやっておきたい対策。ゴミ箱やゴミの量に合わせて分量を調節してみると、より効果を実感することができるので、これで生ゴミの臭いの悩みとは綺麗さっぱりお別れできますね。

酢と臭いの関係は?

そもそも何故、酢によって生ゴミの臭いが解消されるのかが気になりますよね。それを知ることにより、さらに効果を実感しやすくなりますし、積極的にこの方法で生ゴミの臭いを消し去ることができます。

そもそも生ゴミの臭いの原因は?

生ゴミが臭う原因には、嫌気性微生物の存在が大きく関係しています。

嫌気性微生物は酸素がない場所や水気の多い場所、不衛生な場所を好み繁殖をしていくため、生ゴミが増えれば増えるほどに嫌気性微生物も繁殖していき、臭いを発生させる原因となっています。
他にも生ゴミがもたらす環境というのは、有害物質も多く発生させることにより、これらが悪臭の原因となって、嫌気性微生物とも合わさり、ひどい悪臭へとなっていきます。

生ゴミの中には腐った食べ物とかもあると思いますが、嫌気性微生物は腐敗したものを特に好み、さらに繁殖をすることになるため、生ゴミの臭いが強烈というのもこれらの原因が複数に重なりあった結果だと言えるでしょう。

生ゴミを捨てていくと、生ゴミから排出された水分がゴミ袋の下へと滴り落ちていきます。主にこの水の部分が悪臭の発生源となるために、酢を染み込ませたキッチンペーパーを袋の底に敷いておくことにより悪臭の発生源をシャットアウトできる、というわけですね。

何故酢で悪臭が消えるの?

頑固な悪臭を放つ生ゴミ。生ゴミから滴り落ちた水分は、ゴミ袋やゴミ箱の下へと落ちていき、そこから強烈な悪臭が発せられることになるために、酢を染み込ませたキッチンペーパーを敷くのがいいということを見てきました。

何故それだけで生ゴミの臭いを取ることができるのかというと、酢がもたらす作用が効果を発しているのです。
酢には【殺菌作用】があるために、生ゴミから繁殖していった嫌気性微生物を減らす役割をしてくれます。それだけではなく、生ゴミによって発せられた有害物質は酢の力によって中和されていき、臭いをなくしてくれるというのが、この方法の仕組み。

酸性のものならば酢ではなくても効果はあるものの、酢は人体に影響を及ぼすことのない弱い酸性物質であるために最適です。しかし、酢が苦手という人は同じく弱い酸性物質でもある【クエン酸】でも同じ方法で代用できるので是非試してくださいね。

生ゴミの臭いを減らす方法

紹介してきた酢で臭いを取る方法は効果的であり、即効性もあるために生ゴミを出す際には必ずやっておいたほうがいいものですが、それよりも発せられる臭いを最小限に抑えたりするだけでも臭い対策になっていきます。

根本的なことですが、生ゴミを最小限に減らしたり、生ゴミの腐敗や菌の繁殖防ぐために、生ゴミを捨てる際には十分に水分を切ってから捨てることを心がけていきましょう。生ゴミを捨てる際には新聞紙で水分を吸収するだけでも、かなり多くの水分を取り除くことができ、生ゴミの腐敗、菌の繁殖を防ぐことになります。

酢で対策をするのも大切ですが、その前に生ゴミの取り扱い方も気をつけてみると、さらに臭い予防になるので日々心がけていきましょう。