
仏滅の意味とは?
「仏滅に結婚式を挙げてはいけない」
「大安の結婚式がいいよ」
「仏滅の日は避けた方がいい」
など普段の会話の中で何気なく使われている言葉「仏滅」でも実際のところどのような意味があるのか知らない人も多いはず。
そもそもこの言葉はどこから発生したのかを調べてみたのでご覧下さい。
仏滅とは六曜の一つで大凶日。
移転、開店、新規事業の開始など、すべてのことに終日凶とされ、結婚式も仏滅は避けて行われるし、この日に病気にかかると長患いになるという。
六曜は、室町時代初期に中国から伝わった暦注で、当時は仏滅は空亡(くうぼう)と呼ばれ、時刻の占いに用いられていた。
1688年(元禄1)の小泉松卓の《頭書長暦》という暦注解説書には、虚亡(こもう)(悪日)とあり,1747年(延享4)編の《万暦両面鑑》には物滅とあり、空亡→虚亡→物滅→仏滅と変化したらしく、仏教とは無関係である。
上記のようにあるのですが当時は占いであったり、季節の流れであったりと、政(まつりごと)に使われてきた事が大きな要因になっています。
ここからが私の仏滅への勝手な想像
当時の背景をみていくと政などで使われていたなどの要因によって仏滅と呼ばれる日は決められていると考えられる。
今ほどネットワークが確立されていない時代の事で一年が365日というと年月日などの考えはあったと思われることから、その物事を始めた日取りやそれが終わった日取り、たとえば新しい当時の政権ができた日とそれがなくなった日などを考えた時に終わった日と始まった日を仏滅として扱うことで、その日は仏滅なんてことになってたんじゃないかと思う。
今よりも権力者の力がものすごく強かった時代背景を考えるとあながち間違っていなものともおもうので、物事を始める日に向いていないだとかこの日は潰れるであるとかが決められていたんじゃないかと思う。
仏滅で結婚式などを意識する人の意識調査ではこんな感じ
「絶対に避けるべきだ」10%
「なるべく避けた方がよい」54%
「かまわない」36%
まぁこれは世論の調査であって、実際にじぶんが結婚式を挙げるとなると意識してしまうものではあります。
実際に結婚式場でもこの様な会話になることもあるのでは
結婚予定者「わたしたち○月○日がいいわ」
担当者「その日は仏滅に当たりますがよろしいですか?」
親御さん「仏滅避けておいた方がいいんじゃない」
的な流れになると思います。本人たちがそこまで意識していないにしても周りから「避けた方がいいんじゃない」なんて言葉をもらったら、なんか悪い気分になって日取りを変えてしまうんじゃないですか?
こんなこともあってあまり気にしていなくても流されることは多いと思います。
カレンダー屋さんに聞いてみた今の仏滅を決めるのはどこなの?
実はものすごく単純な法則で決められていることが分かりました。
カレンダー上で表記されているものを上げると
先勝(せんしょう)
友引(ともびき)
先負(せんぶ)
仏滅(ぶつめつ)
大安(たいあん)
赤口(しゃっく)
というものがあります。これが六曜または六輝といいます。
旧暦の各月1日に割り当てられる六曜
六曜は旧暦の各月の1日(朔=ついたち)に固定的に割り当てられています。
1、7月は先勝、2、8月友引、3、9月先負、4、10月仏滅、5、11月大安、6、12月赤口といった具合です。月の満ち欠け(29.5日)を基準にした旧暦では、実際の季節とのずれを解消するため5年に2度ほどの割合で「うるう月」を設け、1年が13か月となります。
例えば、本来の3月に続いて「うるう3月」があるときは、1日はやはり先負となります。
この六曜、干支(えと)と同様に中国が発祥です。
14世紀頃に占いの一種として伝わったとされ、現在のような名称、順番が確立したのは19世紀半ば、意外に歴史は浅いのです。
根拠のない迷信の類いであることは自明なのですが、単純で分かりやすいため、現代日本で深く浸透しています。
いわく「慶事は大安の日に」「友引の葬儀は避ける」「仏滅の結婚式は好ましくない」……。