2014年3月3日の雛祭り|その由来は?雛人形の飾り方なども紹介

雛祭り

2014年 雛祭りは
3月3日(月曜日)

雛祭りは上巳の節句と呼ばれる、五節句ひとつです。上巳とは、3月最初の巳の日のことで、この日は邪気に見舞われやすい日とされていました。

平安時代の貴族たちは自分にふりかかる災いを紙人形にたくして川に流「流し雛」を行っていました。それがやがて雛人形を飾って女の子の厄除けと成長を願う行事に発展しました。

雛祭りの行事の一つ流し雛とは

人の形をした紙の人形で体をなで、その人形を川に流すことで械れを祓います。雛祭りのもとになったこの風習は、現在でも各地に残っています。

雛入形の飾り方、しまい方

雛人形は早く飾って早くしまうのがよいとされています。立春過ぎから雛祭りの1週間前ぐらいまでには飾り、3月3日の翌日もしくはできるだけ早くしまいます。早くしまわないと娘の嫁入りが遅れるといういい伝えもあります。

雛人形に供える品

雛祭りの時に雛人形にお供えする物はいくつかあります。それらの品々にはきちんとした由来があって、意味がある物ばかりです。

せっかくの雛人形と雛祭りですから、きちんと意味を知って楽しい雛祭りにしましょう。

菱餅
上から赤、白、緑の3色を重ねた菱形の餅。解毒作用のあるクチナシで色をつけた赤い餅は桃の花を、血圧を下げる効果がある菱の実が入っている白い餅は残雪を、厄払いの力があるヨモギを使った緑の餅は春の芽吹きを表しています。

雛あられ
餅米を蒸して乾燥させ、炒って作る雛あられは、菱餅から転じたものともいわれています。関東では甘い味
ですが、関西ではしょっぱい味があり、地域によって味に違いがあります。

白酒
とろりと甘い白酒は、江戸時代から雛祭りに供えられるようになったといわれていますっ体を清め、邪気を祓うとされています。

蛤は夫婦円満の証
蛤は離れたらもとの貝どうしでないとぴったり合わないことから、夫婦円満や女性の貞操の象徴とされ、雛祭りに蛤を食する習慣がうまれました。彩りのよいちらし寿司も定番のメニューです。

初節句
生まれて初めての節句を初節句といい、女の子は3月3日の桃の節句に雛人形を飾りお祝いをします。母方の実家が雛人形を贈る習慣がありますが、最近はあまりこだわらなくなりました

雛人形はひとりにひとつ
雛人形はその子のお守りとなるので、基本的にひとりひとりに用意します。母親の雛人形や上の子のものがあっても、その子のための雛人形を用意してあげるのが理想的です。