4月8日の花祭り|この日に行うこと知ってますか?

花まつり

2014年の花祭りは
4月8日(火曜日)

お釈迦様の誕生日を祝う日を花祭りと言います。もとは灌仏会、仏生会と呼ばれていました。このお祭りは奈良時代にインドから日本に伝わったものです。寺院では花で飾った花御堂を作り、そこに釈迦像を安置して、頭の上から竹杓子で甘茶を注いでお祈りする習わしがあります。

お釈迦様が最初に言った言葉「天上天下唯我独尊」

お釈迦様は生まれるとすぐに歩き、右手で天を、左手で地を指差して、「天上天下唯我独尊」といったと伝えられています。これは「生きとし生けるものみな尊い命を持っている」という意味の言葉です。

花御堂

寺院に設置される花御堂は、お釈迦様が誕生したルンビニの花国を表しています。その中に右手を上げた姿の釈迦像を安置します。

花祭りでは甘茶で健康祈願

お釈迦様にかける甘茶は霊水とみなされ、参拝後に自宅に持ち帰って飲むと無病息災が得られるといわれています。

甘茶で虫除けまじない

お寺から持ち帰った甘茶で墨をすり、「卯月八日は吉日よ、神さけ虫を成敗ぞする」と書いて戸口に逆さまにはっておくと害虫駆除になるといわれています。

甘茶って何?
釈迦像に甘茶をかける習わしは、お釈迦様が生まれたときに天から九匹の龍が降りてきて、甘露の雨を浴びせたという伝説に由来します。実際の甘茶は「小甘茶」の葉で作る甘味のあるお茶で、漢方薬としても使われています。