春分の日とは|関連する季節の行事や料理と意味のまとめ
2014年の春分の日は
3月21日(金・祝日)

2014年 春分の日とは



1.春分の日とはどんな日

1.春分の日とはどんな日

春分の日というのは季節を表す二十四節気の中で第4のっ節気です。
日本ではこの日を国民の祝日としていて、この日を境に前後3日間を春のお彼岸として定めています。

一般的に知られているのは春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが一緒という風にされていますが、実際の長さというのは昼の方が少し長いというのが現代の認識としてはあるようです。

また、一つ前の節気の立春から春分の日までに吹く強い風のことを春一番と呼び、本格的な春の到来を表す季節の風物詩としても有名ですね、ただこの春一番は必ずしも毎年吹くものでもないようなので、天気などで気にかけてみるのも季節を楽しみかたの一つと思います。

春分の日の意味
国民の祝日として設定されている春分の日に割り当てられている意味は内閣府が発表しているものでは自然をたたえ、生物をいつくしむ。と言う意味が込められている祝日です。

このことからも、この日と関わりのある行事としてお彼岸のお墓参りをするというのが習わしとしてあります。

⇒ 内閣府が定めている国民の祝日について

1-1.春分の日に食べる料理は?

春分の日の代表的な食べ物と言えばおはぎです。
お彼岸にはおはぎをお供えしてご先祖様のお墓にお参りします・

おはぎに使われている小豆の赤色には災厄から身を守る効果があると言い伝えられていることから、邪気を払うという信仰が先祖の供養と結びついてお彼岸におはぎという習慣が始まったとされているようです。

この習慣は江戸時代の頃に庶民たちがはじめ、そのまま日本全国になひろまったそうです。

1-2.春分の日とお彼岸

春分の日とお彼岸にはとても深い関係があります。

春分の日とはお昼と夜の長さが同じという意味を持つ日ですから真東から真西に太陽が沈んでいきます。

彼岸というのは様々な宗教の関係もあるのですが浄土思想に照らして説明するとその方向に真西に極楽浄土が存在し、その方向へ太陽が沈む日が一番、彼岸に近づく日とされているため、この日に先祖さまをお参りするという風習が生まれました。

2014年春のお彼岸入り〜お彼岸明け

・3月18彼岸入り
・3月19日
・3月20
・3月21日春分の日
・3月22
・3月23
・3月24日彼岸明け

1-3.春分の日と関わりの深い花

春分の日に関係する花について説明したいと思います。

秋分の日は彼岸花が秋のお彼岸の代名詞といわれるくらい咲き誇っているためそのイメージが強く残っていると思います。

春のお彼岸の時の花は金盞花(きんせんか)と彼岸桜やミツマタの花、そして牡丹の花などが一番しっくり解きます。

お彼岸のお供え物としてイメージが一番わくのは牡丹の花ですね。

1-4.春分の日を子どもに教えるには?

子どもたちに春分の日とはどんな日かを教える時に、難しく教えてしまうとあまり覚えてくれないということがありますね。

子どもたちに教えてあげる時は春分の日とはお昼と夜の長さが同じ日でこの日にはご先祖様のお墓をお参りするお彼岸をする日なんだよと教えてあげることで、日本の春の行事を教えてあげることができます。

この日の前後3日間の内にお墓参りをお子さんとしにいくことで体験として覚えてくれると思います。

お墓参りのときも、お墓掃除をきちんとしてあげてから、お供えものをしてお参りをするというのを教えてあげることが、先祖を大切にする心を育んでくれると思います。

1-5.春分の日はいつ決められている?

この日を定めるにあたっては、前年の2月1日に発行される暦要項(れきようこう)によって正式に決まります。これは政府が発表しているものです。

この発表によって正式に春分の日が決定されているようなのですが、これでは、カレンダーを作っている業者などにとってはとても不便です。

そこで、計算の方法があるらしいのですがその方法をこちらに掲載するととても長く見づらくなってしまうので、計算をもとに出されている春分の日を掲載しておきます。

2014年〜2030年までの春分の日一覧

2014年 3月21日(金)
2015年 3月21日(土)
2016年 3月20日(日)
2017年 3月20日(月)
2018年 3月21日(水)
2019年 3月21日(木)
2020年 3月20日(金)
2021年 3月20日(土)
2022年 3月21日(月)
2023年 3月21日(火)
2024年 3月20日(水)
2025年 3月20日(木)
2026年 3月20日(金)
2027年 3月21日(日)
2028年 3月20日(月)
2029年 3月20日(火)
2030年 3月20日(水)

春分の日の食べ物

春分の日の食べ物といったら「ぼたもち」ですね。

詳しくは春分の日に食べなければいけないものというものではないようです。多くの人がこの日に食べるものとしてぼた餅を上げているのは春のお彼岸の日にご先祖様にお供えするものがぼた餅で、お供えした時に合わせて家族も食していたため、この日に食べる文化が根付いていったようです。

ぼた餅のと似ている食べ物としておはぎがありますが、実は食べる部分に関してはまったく同じものです。
この呼び名の違いはその季節に咲く花によって名前が決まっています。

春の彼岸のころの花 「牡丹(ぼたん)の花」
秋の彼岸のころの花 「萩(はぎ)の花」

このため春分の日とお彼岸の時期の物をぼた餅と呼びます。

現在では、店先などで並んでいる物の多くはおはぎとなっていることが多いのですが、日本の古い習わしを知っておくことも大事なことだなと思います。

ぼた餅をお彼岸にお供えするのはなぜ?

春分の日に食べるものにぼた餅が選ばれたのに食べ物にまつわる由来が大きくかかわっています。

ぼた餅に使われる小豆は朱色をしています。その色がもつ力にあやかって江戸時代のころより伝わっている風習のようです。

朱色には邪気を払う力があると言われていて、お彼岸に達するこの期間に邪気をはらい、ご先祖様が極楽浄土へ近づきやすくなるようにお供えものとしてつかわれているようです。

ぼた餅は全国共通?

私もぼた餅とおはぎの違いを知るまではてっきり地域によって呼び方が違うものなのだと思っていましたが、全国共通で春分の日の食べ物として認識されているものは「ぼた餅」のようですね。

ただし、春分の日の食べ物として日本人らしい進化を遂げているのがぼた餅です。

現在では様々なバリエーションの物が存在しているようです。
ぼた餅はこれじゃなきゃいけない!というのでなければ楽しみの一つとして色んな種類を楽しんでみるのも春分の日の楽しみ方ではないかと思います。

春分の日とは