鏡開きはいつやるものなの?なんで鏡開きっていうの?由来は?

鏡開き

お正月に飾られる鏡餅、その鏡餅を神様に捧げる期間を終えると『鏡開き』といってお餅を割ってから雑煮やお汁粉にして食して無病息災を祈る行事です。

2014年(平成26年)の鏡開きはいつ?

1月11日(土曜日)仏滅

が2014年(平成26年)の鏡開きの日です。



鏡開きでやってはいけない作法

鏡開きをする際にやってはいけないお作法があります。それはお持ちに対して刃物を入れて調理してはいけないということ、大きさがまばらになって料理しにくいなどと言ってはいけません。「お供え物に刃を掛けてはならない」。

これには鏡開きの長い歴史の中できちんとした意味のあることなのです。

鏡開きで刃物を使ってはいけない理由
餅を刃物で切るのは切腹を連想させるといったということから刃物などで切らずに木槌や手で割ってから食すようになったと言われています。

でもこの時、割るのなら鏡割り?化と思いましたが、この『割る』というのは忌み言葉として、あまりよい言葉ではないとされており。「鏡餅を開き割る」という流れから「鏡開き」と呼ばれるようになったと言われています。

鏡開きとは?その意味は?由来は?

この鏡開きの儀式、現在では1月11日に行われていますが、江戸時代の頃まで、正確には慶安4年(1651年)までは1月20日に行われてた行事です。
これが現在の1月11日に変更されたのは徳川家三代目将軍の徳川家光が亡くなったのが4月20日で「20日」を忌み日であると定めたことから1月20日⇒松の内の後1月11日(旧暦)に変更されたといわれています。

鏡開きはどこの家でも一緒なの?
現在では、ほとんどの一般家庭は同じ作法で鏡開きをするようになってきていいますが、その昔は武家や商家、農家ではそれぞれ違った意味を込めて行っていたようですね。

武家では甲冑を納めた櫃を開く具足開きが,町家では蔵開き,帳祝いが行われ,鏡餅を下げて主従や家族どうしで共食し,互いの関係を密にした。農家でも田打正月,鍬初めなどといって田畑に初鍬を入れ,そこに松や鏡餅の砕片を供えたり,臼起しといって暮に伏せた臼を起こし儀礼的に米つき等の作業をすることが行われ,同時に雑煮や汁粉を食べた。

関東と関西では鏡開きの日に違いがある

鏡開きといっても関西と関東で違いがあるのをご存知ですか、鏡開きは初めは1月20日に行われていたというのは上記でも書いていましたが、この日が変更になった当初、江戸(現在の東京)から広がったため、大阪などの関西には正確な情報が伝えられず、1月15日に鏡開きをするという風習が残っていると言われています。

2014年の始まりに歳神様の魂が宿るお餅を食べてご利益を得たいものですね。