二十四節季のひとつで、秋の長雨が終わり、草木に冷たい露が宿りはじめる頃を指します。朝晩は外気の冷たさに驚くこともあります。紅葉が色
濃くなり、雁などの冬鳥が飛来しはじめます。天気のよい日に、夏物と冬物の入れ替えをしておきましよう。

三香木
10月のはじめ頃、住宅街などを歩いていると、どこからともなくよい香りがしてきます。香りの正体は金木犀。探してみると、オレンジ色の小さな花をたくさんつけた楕円形の本を見つけることができるでしょうっ全木犀は、「沈丁花」「クチナシ」とともに「三香木」のひとつとされます。

お茶やお酒の香りづけ
日本では観賞用の金木犀ですが、中国では木犀の花を「桂花」と呼び、お茶やお酒、お菓子などの香りづけに用いています。