7月23日 大暑|二十四節気で最もある大暑とはどんな日?

大暑

二十四節気のひとつで、1年のうちで最も暑さが厳しい頃という意味があります。蝉の声がにぎやかになり、蒸し暑さが増してきます。近年では、ヒートアイランド現象の緩和策として、大暑の日に全国的に「打ち水」のイベントが行われます。

打ち水の効果

打ち水とは、庭や道路に水をまいて土ぼこりを防ぎ、涼を得る江戸時代から伝わる日本人の知恵。打ち水をすると、気化熱により地面の熱が大気中に逃げ、周囲の気温を下げる効果があります。実際に1〜2度下がったことが観測されています。

打ち水には、「清める」意味もあり、ひと昔前は門前に打ち水をして来客を理えるのが心遣いとされていました。

打ち水大作戦

大暑〜処暑の間を「打ち水強化月間」として日時を決め、雨水や残り湯を利用して、いっせいに打ち水をする「打ち水大作戦」が全国各地で行われます。ヒートアイランド現象に対し、打ち水の効果を検証しようという壮大な社会実験として2003年にはじまりました。