ぎっくり腰とは、重いものを持ち上げた瞬間に腰に激痛が走るような、急性腰痛を指します。

ぎっくり腰になる原因は特定できませんが、症状は腰の捻挫など筋肉を傷めることにより起こることが大半です。

そのため、腰を痛めた直後の急性期には、安静にすることが大事です。
仰向けに寝て両膝を立てましょう。
また横向きに寝て、膝を抱えるように丸くなっているのも、痛みの緩和に効果があります。

ぎっくり腰の場合、急性期に無理に動くことはやめましょう。
また入浴など、腰を温めるのもやめましょう。

腰が炎症を起こしているので、どちらも余計に腰を痛めてしまいます。

ぎっくり腰の対処法ですが、痛みが和らいで来たら、少しずつ体を動かしましょう。
ここで注意することは、絶対に痛みを我慢してまで動かさないということです。

最近、腰痛はじっとしてない方が良いといいますが、程度問題です。
ぎっくり腰の場合は、少しずつ始めましょう。

まず仰向けの状態で、足首を動かし、痛みが強くなかったら、膝から下を動かすようにしましょう。
腰を痛めると、足の筋肉を弱らせてしまい、再びぎっくり腰につながります。

そのため、無理のない範囲で少しずつ腰と足を動かしていきます。

足を動かせるようになったら、今度は4つんばい=ハイハイの姿勢で進んでみましょう。もちろん痛みが強いようであれば、すぐにやめてください。

この程度に動けるようになったら、風呂に入り、腰の血行を良くして、筋肉をほぐしていくと良いです。

続いて、正座をすること、またマットなど少し高さのあるものに座り、両足を伸ばします。片膝を立てるようにします。

これで、太ももの筋肉を鍛えることが出来ます。

ぎっくり腰になり、痛みがあるけど、仕事に行く場合などは、市販のコルセットをするとよいでしょう。また整骨院などでテーピングをしてもらうのも、効果があります。
どちらも、腰の筋肉をサポートする役目があります。

ぎっくり腰の急性期には「無理をしない、少しずつ足や腰に負担をかける」が基本です。